ブログを簡単に作ることのできるWordPress。
WordPressがなぜ人気があってどのようなことができるのか?
そういった基本的な知識を持つことでこれからWordPressを使ってブログを始めようと考えている方も、基礎を固めることでさらに活用することができるようになります。
WordPressとは
WordPressとはざっくり簡単にいうと、ブログを簡単に作成、更新することのできる無料のソフトウェアでCMS(コンテツ・マネジメント・システム)とも呼ばれています。
その手軽さから世界中のウェブサイトがWordPressで作られるようになって、なんと2023年1月時点では世界中のウェブサイトの約43%がWordPressで作られています[1]。
なぜWordPressがここまで世界中で使われているのか、それはプログラミングの知識を持たない初心者だろうと、誰でも簡単にブログを作ることができるという点が支持されているからです。
その気軽にブログを作れるのも人気の1つですが、それだけではなく拡張性の高さも支持される理由の1つです。
後述しますが、WordPressは「プラグイン」というこれまた気軽に機能を拡張することのできるソフトウェアを追加することで、様々な機能を追加することが出来ます。
掲示板や、ショッピング機能、noteのような記事の購読機能などなどWordPressではできることがたくさんあります。
WordPressを選ぶメリット
WordPressを選ぶメリットとしては以下のものがあります。
無料で利用できる
WordPressが多くの人に選ばれている理由の1つに
無料で利用できる
という点があります。
WordPress自体に利用料はかからないものの、レンタルサーバー代やドメイン代に関しては費用が発生します
何故無料で利用できるの?
WordPressは何故無料で利用できるのかというと、オープンソースソフトウェア(OSS)だからです。
オープンソースソフトウェアというのは作成者がソースコード[2]を無償で公開し、利用や改変、再配布が許可されているソフトウェアのことです。
じゃあそもそもなんでオープンソースソフトウェアにしたのか?というともちろんそれなりのメリットがあるからです。
- 無料にすることでたくさんの人に利用してもらえる
たくさんの人に利用してもらえれば認知度も上がる - 利用者が増えることにより進化速度が速くなる
利用者が増えればその分バグの発見が速くなったり、機能追加要望などの意見が多くなったりしてソフトウェアがより魅力的に進化するスピードが速くなります
ブログを簡単に作ることができる
WordPressでブログを作るときはレンタルサーバーを借りて、そこにインストールする必要があります。
レンタルサーバーを借りてインストールする。といえば何か難しそうな印象を持つかもしれませんが、全然そんな事ありません。
レンタルサーバー各社がWordPressを簡単にインストールすることのできる機能を提供しているので初心者でも簡単に作成することができます。
ちなみにこのサイトでは というレンタルサーバーを使っていて、こちらにも『WordPressクイックスタート』という本当に簡単にWordPressをインストールすることのできる機能が用意されています。
シン・レンタルサーバーでブログを簡単に作る方法は以下の記事で詳しく解説しています
URLが見つかりません。プログラミングの知識がなくても直感的に記事作成ができる
今や当たり前にサイトやブログ、SNSがあってそこに表示されている文章。
その文章だってWEBに表示するためにはHTMLというコードを書かないといけません。
例えば以下の文章、表示されているのはこれだけですが
HTMLで書くとこのようになります
知らない人が見たら魔法の呪文のように感じますね。
一部の文章でこれだけなので、一つの記事全部となると更に長いコードを書かなくてはなりません。
その後ウェブ上に表示するために、サーバーにこのHTMLファイルをアップロードしないといけません。
これを記事を作成・更新(リライト)するたびに自力でしないといけません。
この作業をしろってなったら面倒で自分でもしたくありません。
でもWordPressなら簡単に記事の作成、公開ができますよ!
WordPressは最初にレンタルサーバーの契約、WordPressのインストール、初期設定さえ済ませてしまえば、あとは専用の編集画面で記事作成も直感的にスムーズに出来て、WEBへの公開も公開ボタンを押すだけで出来ちゃいます!
最新のWordPressの編集機能である「ブロックエディタ」なら編集画面とWEBでの実際の表示がほとんど同じなので初心者でも直感的に記事作成ができます。
また、WordPressの編集機能にはブロックエディタの他にクラシックエディタというものがあり、ブロックエディタへ対応しているかどうかはテーマによって違い、対応していないテーマだと従来のクラシックエディタで編集しなければなりません。
クラシックエディタは2024年までのサポートは明言[3]されているものの、それ以降はどうなるかわかりません。
これからWordPressを始めようと考えている方はブロックエディタ対応のテーマを使うことをおすすめします。
機能を簡単に追加することができる
WordPressの『プラグイン』という拡張機能では標準では備わっていない機能を簡単に付け加える事ができます。
プラグインを使用することで単なるブログだけではなく、ECショップや掲示板を作ったりnoteのような記事購読機能なんかも追加したりできるようになるのです。
その他にも以下のようなプラグインがあります。
- ページ表示の高速化
- スパムコメントの対策
- セキュリティ対策
- お問合せフォームの設置
- SEO対策
- 便利なブロックの追加
- その他多数
2023年4月時点で60,000件を超える[4]様々な機能を持ったプラグインが存在しています。
この様々な機能を持ったプラグインがWordPressの人気の秘密でもあります。
テーマ(テンプレート)が豊富にある
テーマとは簡単にいうとWordPressで作ったブログの着せかえ機能です。
テーマを変えるとデザインもガラッと変わり、またデザインだけではなく機能もテーマによって変わってきます。
テーマさえ変えればガラッと雰囲気を変えることができるので、個人のブログから大企業のコーポレートサイトなど多岐にわたって使用されています。
テーマには無料テーマと有料テーマの2種類があるのですが、無料テーマの数だけでも2023年4月時点で10,000件を超える[5]テーマが存在しています。
情報が豊富にある
ユーザーがたくさんいるので、ちょっとした疑問からトラブルが起きた場合でもネットで検索すれば大抵の場合は解決策が見つかるはずです。
例えば、初期設定の方法やプラグインの使い方、エラーの対処法など・・・
自力では解決できないこともネットで調べられるので安心できます。
日本語での検索で大抵ヒットするので安心ですね
WordPressのデメリット
WordPressを利用する上ではデメリットも当然存在します。
電話問い合わせといったサポート体制がない
WordPressには電話問い合わせなどのサポート窓口がありません。
ネットで調べれば大抵の場合は解決する場合もありますが、それでも解決しない場合は自力で解決しなければなりません。
コミュニティフォーラムというユーザー同士で質問・相談する掲示板を覗けば過去に同様のトラブルが起きたときの解決案が載っているかもしれません。載っていなければ自分で質問することで解決案が帰ってくる可能性もあります。
また、サーバーに起因することであればレンタルサーバー事業者へ問い合わせをすることで解決するかもしれません。
当サイトでも使用している だと電話窓口もあり、メールなら24時間365日サポート体制があるので初心者でも安心して利用することができます。
ページを表示するスピードが遅くなりがち
WordPressで作られたサイトはそれ以外で作られたサイトに比べるとページを表示するスピードが遅くなりがちです。
というのも、HTLMで作られたサイトはWEBを表示するのにHTMLファイルだけをサーバーから読み込めばいいのに対して、WordPressではアクセスがあるたびにデータベースから記事のデータを読み込んでいるためです。
またWordPressの特徴でもあるプラグインは標準ではない機能を追加することができて便利な半面、あまりに多く利用するとページを表示するスピードに悪影響を与える可能性があるので、無意味に追加するのではなく本当に必要なものだけを追加するように心がけたほうがいいですね。
また、テーマによってもページを表示するスピードに対して高速化対応をしているか・高速化対応をしていないか、という違いがあります。
ページの表示するスピードはSEOにも影響すると言われているので高速化対応をしているというのをテーマ選びの目安にするのもいいかもしれません。
セキュリティ対策が必要
WordPressは世界中でたくさん使われているがゆえにハッカーからの攻撃対象になりやすいです。
攻撃方法としては脆弱性を狙った攻撃や不正ログインによる攻撃があります。
脆弱性を狙った攻撃に対する対策としてはWordPress本体をこまめに最新バージョンにアップデートする、更新が長く止まっているプラグインを使用しない、などがあります。
不正ログインに関してはログイン試行回数の制限を行う、国外IPからのアクセスを制限するなどで対策することができます。
ではログイン試行回数制限機能、国外IPアクセス制限機能が用意されているので安心してWordPressを利用することができます。
サーバーやドメインの設定が初心者には難しい
WordPress自体に利用料は発生しないものの、レンタルサーバー代やドメイン代が発生します。
ドメインを取得しレンタルサーバーを契約、そしてそのサーバーにWordPressをインストール。
知識がないとなかなか難しく、うまく設定できなかったり、管理画面にアクセスできなかったりと、初心者だとなかなかスムーズに初期設定できない場合が多いです。
自分は9年ほど前にWordPressでブログを始めたのですが、WordPressのインストールや初期設定に苦労した覚えがあります。。。
とはいえ、レンタルサーバー各社も簡単にドメイン取得からWordPressをインストールする機能を用意しているのでその機能を使えば難しいと感じることはないでしょう。
シン・レンタルサーバーで簡単にWordPressでブログを作る方法は以下の記事で詳しく解説しています
URLが見つかりません。自分のときにもこんな便利な機能があったら良かったのに。。。
WordPressを始めるのに必要なもの
WordPressを使ってブログを作るためにはWordPressの他に
- ドメイン
- サーバー
- テーマ
が必要となります。そして必要に応じてプラグインを追加することで自分の理想的なブログを作ることができます。
ドメイン
ドメインとはインターネット上での住所と解釈すれば理解しやすいと思います。
当サイトを例にすると、
theme-search.net
が当サイトにアクセスするためのインターネット上での住所です。
サーバー
サーバーとはインターネット上での土地と解釈できます。
レンタルサーバーを契約して利用するのが一般的です。
ドメイン(住所)とサーバー(土地)を用意して初めてWordPressを使うことができます。
そしてWordPressで作られたブログを家と考えればわかりやすいですね。
テーマ
先程の説明と重複しますが、テーマとはWordPressで作られたブログの着せかえ機能で、テーマを変更すれば簡単にWordPressのデザインや機能を変更することができます。
WEBサイトのデザインを変更するにはHTMLやCSSといったプログラミング言語の知識を必要としますが、そういった知識も不要です。
WordPressで作られたブログを家と考えた場合、テーマは内装に置き換えられますね。
プラグイン
こちらも先程の説明と重複しますが、プラグインは標準では備わっていない機能を簡単に付け加える事ができる拡張機能です。
これを使用すれば通常のブログではないような掲示板機能やECショップ的な機能を追加することができます。
家関連に置き換えるとプラグインは家電でしょうか。
これまでの説明をイメージしやすく画像にすると以下の感じです
どうでしょうか。少しはWordPressに関してイメージがしやすくなりましたか?
なんとなく理解ができたのなら幸いです。
WordPressを始めるための費用
WordPressを始めるには費用がかかります。
WordPress自体はオープンソースソフトウェアですので利用料はかかりませんが、WordPressをインストールするためのレンタルサーバー代やインターネット上での住所となるドメインを取得する費用が必要となってきます。
また、テーマも必要になりますがテーマは有料のものと無料のものがそれぞれたくさんあるので両方から自分にあったものを選ぶと良いでしょう。
ドメイン・レンタルサーバー代
WordPressをインストールする土台となるレンタルサーバーの利用料金は1ヶ月あたり1,000円前後である場合が多いです。
また、インターネット上での住所となるドメインは取得費と毎年の更新料がかかってきます。
取得するドメインの種類によりますが、取得費が1,000円前後、更新料も毎年1,000円前後である場合が多いです。
当サイトで使用している はレンタルサーバー代のコスパが最高に良く、また契約時に無料で取得できるドメインは契約期間中は更新料もずっと無料です。
シン・レンタルサーバーのどういった点がコスパがいいのか詳しく解説している記事はこちら
URLが見つかりません。テーマ代
WordPressのデザインや機能を変えることのできるテーマには、有料のものと無料のものがあります。
どちらがいい、とは一概には言えませんが有料のテーマが無料のテーマに比べるとデザイン性や機能性が高い傾向にあります。
ただし、最近では無料のテーマでも有料のテーマを超えるような機能性の高いテーマもあります。
有料・無料関係なく良いテーマがたくさんありますので、その中で一番自分にあっていると思うテーマを選びましょう。
ただし、デザインが好みだからといって外国語での使用を想定しているテーマを日本語で使用すると不具合が起こる可能性があるので日本人が開発しているテーマを使用したほうがいいですね。
有料テーマの価格帯としては10,000円〜20,000円代が多いと感じます。
まとめ:WordPressで実際にブログを作るには
さぁ、ここまで記事を読んでくださったのなら少しはWordPressについて理解が深まったのではないでしょうか。
別に完璧に理解しなくてもいいのです。自分だってWordPressでブログを始めた頃はわからないことだらけだったのですから。
ある程度知識を蓄えたらあとは手を動かすだけです!
以下の記事でシン・レンタルサーバーを使ってWordPressでブログを実際に作っていく過程を初心者向けに詳しく解説していますので、読みながらさっそく取り掛かってみてはいかがでしょうか!
URLが見つかりません。
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